未処置だと危険!N-BOXのリコール&改善対策一覧!作業内容と自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法とは?

N-BOX リコール&改善対策一覧 自分の車両が作業済か要確認! N-BOX
本ページはプロモーションが含まれています

Honda車のよろず相談所の工場長の経歴
●主な資格

  • 国家一級整備士
  • ホンダサービスエンジニア1級
  • フロントマネージャー資格
  • 自動車検査員

ホンダディーラー10年以上の知識と経験を生かして、誰にでもわかりやすく解説していきます。

こんにちは、Honda車のよろず相談所の工場長です。

今回は、未処置だと大変危険なN-BOXの[リコール]と[改善対策]の一覧と、そのリコールと改善対策はどんな作業で処置済みかの確認方法までホンダ整備士がわかりやすく解説します。

まず、[リコール]と[改善対策]の違いがわからない人は、こちらの記事を読むとすぐに理解できると思います。

●N-BOX JF1型はこちら

●N-BOX JF3型はこちら

JF1型N-BOXのリコール&改善対策一覧

  • 2023.12.08 R5423 フューエルポンプの不具合
  • 2018.11.15 K558 テールゲートオープンステーの不具合
  • 2015.11.12 R3671 CVT(トランスミッション)の不良
  • 2015.09.03 R3630 トップコイルの不良
  • 2014.10.02 R3442 ECU書き換え・スターターモーター点検
  • 2013.06.13 R3173 CVT(トランスミッション)の不良

R5423 フューエルポンプの不具合

●リコールの概要

フューエルポンプ不具合のリコールは、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、燃料により変形することがあります。最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

実際に、走行中エンジンが停止し後続車に追突され死亡事故が発生しているので、未実施の場合は早急にリコール作業を行ってください。

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

低圧燃料ポンプの識別マークを確認し、該当する場合は対策品と交換します。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内します。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図 

●改善処置の内容

不良品の燃焼ポンプを対策品の燃焼ポンプに交換します。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外側から該当部品が交換されているかがわからない為、識別マークで判断します。
識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、車台番号打刻の上五桁目上部に黄色ペイントを塗布します。

改善の内容
低圧燃料ポンプの識別マークを確認し、該当する場合は対策品と交換します。

対策後の識別:車台番号打刻の上五桁目上部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

K558 テールゲートオープンステーの不具合

●改善対策の概要

テールゲートオープンステー不具合とは、テールゲートオープンステー及びボールスタッドが不適切な為、最悪の場合ボールスタッドが折損しテールゲートが突然降下するおそれがあります。

実際にテールゲートが突然落ちてきた事例があるので、未実施の場合は早急に改善作業を行ってください。

テールゲートオープンステーにおいて、ボールスタッドを取付けるテールゲートヒンジの締結座面穴径及び、ボールスタッドの締結座面径の指示が不適切なため、テールゲート開閉操作を繰返し行うと締結座面が座屈するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボールスタッドが緩み、最悪の場合、ボールスタッドが折損しテールゲートが突然降下するおそれがあります。

全車両、ボールスタッドの締付けトルクを点検し、緩みのあるものは新品のボールスタッドと交換して新たに設定したトルクで締付けます。緩みのないものは、当該ボールスタッドを新たに設定したトルクで締付けます。一部の車両においては、緩みのあるものは、新品のボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付けます。緩みのないものは、当該ボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付けます。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

ボールスタッドの締付けトルク点検を行い、緩みのあるものは交換、緩みのない物は緩み防止剤を塗布して規定トルクで再度締め付けを実施します。

●自分のN-BOXが改善対策作業済かの確認方法

処置した場所を見ても判断がつかないので、識別マークの有無、記録簿の有無で判断します。

識別マークとは、改善処置が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は助手席側ドア下部ヒンジ上側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別
助手席側ドア下部ヒンジ上部ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別

記録簿とは、作業内容が記録された書類で通常は伝票と一緒か車検書入れに入れる場合が多いです。

●改善対策対象範囲

全てのN-BOXが対象の改善対策ではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R3671 CVT(トランスミッション)の不良

●リコールの概要

CVT(トランスミッション)のリコールは、プログラム不良により特定条件時にCVT内に高い負荷がかかり最悪の場合、内部で破損して走行不能になる恐れがあるというものです。

パドルシフト搭載車において、エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、アクセルペダルから足を離した減速中にパドルシフト操作により2速から1速へ変速すると、無段変速機のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがあります。そのため、その状態を繰り返すとシャフトが折損し、最悪の場合、走行不能となるおそれがあります。

	
車載のサービス診断記録装置を確認し、ドライブプーリーシャフトへの負荷状態が基準値以内の場合は、エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。基準値以外の場合は、無段変速機を新品と交換するとともに、エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

車載のサービス診断記録装置を確認し、ドライブプーリーシャフトへの負荷状態が基準値以内の場合は、エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。基準値以外の場合は、無段変速機を新品と交換するとともに、エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは改善箇所を見ても判断できない為、識別マークか記録簿で判断を行います。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、運転者席ドア下側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します


対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R3630 トップコイルの不良

●リコールの概要

トップコイル不具合のリコールは、点火コイルの皇族が不適切でそのまま使用すると点火コイルは破損して最悪の場合エンジンが停止する事があります。

点火コイル内部の電気ノイズを除去する雑防抵抗の構造が不適切なため、点火時の通電によるアーク放電により、当該抵抗端末部が断線するものがあります。そのため、そのまま使用を続けると、プラグシールが劣化して放電し、点火コイルの出力が不足してエンジン不調となり、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがあります。

点火コイルを対策品と交換するとともに、点火プラグを新品と交換します。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

  1. 点火コイルを対策品と交換するとともに、点火プラグを新品と交換します。
  2. 点火コイルを対策品と交換します。

※車両番号により2パターンの処置内容となっています。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは外観で作業済かの判断が難しい為、識別マークか記録簿で判断を行います。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、助手席ドアの上側ヒンジ部上側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します

対策後の識別
助手席ドアの上側ヒンジ部上側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコールの対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R3442 ECU書き換え・スターターモーター点検

●リコールの概要

今回のリコールは、エンジンECUのプログラム不良により正常な制御が出来ずエンジンが再始動出来ない恐れがあります。アイドリングストップシステム装着車両では、再始動時にスターターモーターが断続的に回転して再始動せず、スターターモーターが損傷したり、エンジン始動後にエンジン不調や停止する恐れがあります。

エンジン制御コンピューター(ECU)のプログラムが不適切なため、エンジン停止直前にスターター信号や吸気空気量センサー等のデータ処理プログラムを誤ったプログラムに書き換えてしまうことがあります。そのため、ECUによる正常な制御が行われず、エンジンが再始動しないおそれがあります。また、アイドリングストップシステム装着車においては、エンジンの再始動時に、スターターモーターが断続的に回転して再始動せず、スターターモーターが損傷する場合や、アイドリングストップによるエンジン始動後にエンジン不調となり、エンジンが停止し再始動できなくなるおそれがあります。

対策後の識別
運転者席側ドア下側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。
引用:HONDA HP 改善処置説明図

●改善処置の内容

  1. エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えるとともに、スターターモーターを点検し、損傷のあるものは新品と交換します。
  2. エンジン制御コンピューターを対策プログラムに書き換えます。

※アイドリングストップシステム装着の有無などで、処置内容が異なります。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは外観から作業済かの判断が出来ない為、識別マークか記録簿で判断を行います。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、運転者席側ドア下側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します

運転者席側ドア下側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R3173 CVT(トランスミッション)の不良

●リコールの概要

このCVT(トランスミッション)不良のリコールは、特定の操作を行うとCVT(トランスミッション)内に高い負荷が加わる事で最悪の場合に内部で破損がおこり走行不能になります。

一次減速機構付無段変速機の油圧制御プログラムが不適切なため、変速レバーを前進又は後退位置へ操作後、すばやいアクセル操作を行うと、無段変速機のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがあります。そのため、その状態を繰り返すとシャフトが折損し走行不能となるおそれがあります。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善の内容

車載のサービス診断記録装置を確認し、ドライブプーリーシャフトへの負荷状態が基準値以内の場合は、油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。基準値以外の場合は、無段変速機を新品と交換するとともに、油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換えます。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外観で作業済かの判断が出来ない為、識別マークか記録簿で判断します。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、運転席ドアの下側ヒンジ部上部ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します

対策後の識別
運転席ドアの下側ヒンジ部上部ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します

対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

JF3型N-BOXのリコール&改善対策一覧

  • 2023.12.08 R5423 フューエルポンプの不具合
  • 2022.02.24 K638 パンク修理剤ボトルの不具合
  • 2021.11.18 R5061 ヘッドライト・フォグライト光軸不良
  • 2020.02.27 R4678 ヒューズボックスの不良
  • 2020.02.27 R4677 トルクコンバーターの不良

R5423 フューエルポンプの不具合

※このリコールはJF1のフューエルポンプ不具合と同じです。

●リコールの概要

フューエルポンプ不具合のリコールは、低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、燃料により変形することがあります。最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

実際に、走行中エンジンが停止し後続車に追突され死亡事故が発生しているので、未実施の場合は早急にリコール作業を行ってください。

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

低圧燃料ポンプの識別マークを確認し、該当する場合は対策品と交換します。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内します。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

不良品の燃焼ポンプを対策品の燃焼ポンプに交換します。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外側から該当部品が交換されているかがわからない為、識別マークで判断します。
識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、車台番号打刻の上五桁目上部に黄色ペイントを塗布します。

改善の内容
低圧燃料ポンプの識別マークを確認し、該当する場合は対策品と交換します。

対策後の識別:車台番号打刻の上五桁目上部に黄色ペイントを塗布します。
対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

K638 パンク修理剤ボトルの不具合

●改善対策の概要

パンク応急修理用具において、修理剤ボトルの内部構成部品の組付け管理が不適切なため、シール性が不足しているものがあります。そのため、タイヤバルブ接続側のホースからパンク修理剤が漏れ、最悪の場合、パンク応急修理ができなくなるおそれがあります。

パンク応急修理用具において、修理剤ボトルの内部構成部品の組付け管理が不適切なため、シール性が不足しているものがあります。そのため、タイヤバルブ接続側のホースからパンク修理剤が漏れ、最悪の場合、パンク応急修理ができなくなるおそれがあります。
引用:HONDA HP 改善処置説明図

●改善処置の内容


修理剤ボトルからの修理剤漏れ有無を点検し、漏れがあるものは修理剤ボトルを対策品と交換し、修理剤の付着部位を清掃します。漏れがないものは、タイヤバルブ接続側のホース先端のゴムキャップをネジキャップに交換します。

自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外観で作業済かの判断が出来ない為、識別マークか記録簿で判断します。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、助手席側ドア上側ヒンジ上側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R5061 ヘッドライト・フォグライト光軸不良

●リコールの概要

前照灯又は前部霧灯で、車両製作工場の光軸検査で不適切なものがあり、光軸が保安基準を満足していない恐れがあります。

前照灯又は前部霧灯において、車両製作工場での光軸検査の管理に不適切なものがあり、前照灯又は前部霧灯の光軸が保安基準を満足していないおそれがあります。
引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

前照灯又は前部霧灯の光軸を点検し、調整が必要な場合は光軸調整を行います。

自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外観で作業済かの判断が出来ない為、識別マークか記録簿で判断します。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、助手席側ドア上側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

手席側ドア上側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。
対策後の識別

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R4678 ヒューズボックスの不良

●リコールの概要

ヒューズボックスにおいて、内蔵される後退灯制御リレーの選定が不適切なため、リレー作動時に生成された金属異物がリレー駆動部に挟まることがあります。そのため、当該リレーが導通不良となり、後退灯が不灯となるおそれがあります。

引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

ヒューズボックスを対策品と交換します。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外側から該当部品が交換されているかがわからない為、識別マークで判断します。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、運転者席側ドア下側ヒンジ下側ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

R4677 トルクコンバーターの不良

●リコールの概要

自動無段変速機(CVT)のトルクコンバーターにおいて、ロックアップクラッチダンパースプリングの成形が不適切なため、ロックアップ機構作動時に過大な応力がかかり折損することがあります。そのため、折損したスプリングがトルクコンバーター内部に脱落し、異音が発生し、最悪の場合、トルクコンバーター内部に噛み込み、発進時等にエンストして走行できなくなるおそれがあります。

引用:HONDA HP 改善箇所説明図

●改善処置の内容

トルクコンバーターを良品と交換します。

●自分のN-BOXがリコール作業済かの確認方法

このリコールは、外側から該当部品が交換されているかがわからない為、識別マークで判断します。

識別マークとは、リコール作業が終わった車の指定場所にマークをするものです。今回の場合は、リコール作業終了後、運転者席側ドア上側ヒンジ上部ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。

運転者席側ドア上側ヒンジ上部ボルト頭部に黄色ペイントを塗布します。
対策後の識別

また、リコール作業が終わった車両には作業内容が記録された記録簿が発行されているので、そちらがあればリコール作業が終わっていると判断できます。

●リコール対象範囲

全てのN-BOXが対象のリコールではないので、こちらのサイトから詳しい対象範囲をご確認ください。

N-BOXでよくある故障事例&関連記事の紹介

コメント