Honda車のよろず相談所の工場長です。
ホンダ整備士10年以上の経験や知識を、ユーザー様にご提供いたします。
誰にでもわかりやすい解説を心がけているので、是非最後までご覧ください。
みなさんも家のエアコンは定期的にフィルター清掃や交換をされていると思います。
カーエアコンも同じように適切なメンテナンスを行うと、より快適に過ごす事ができるのです。
エアコンフィルター交換はディーラーに依頼すると交換工賃で1,000円~2,000円程かかりますが、
この記事を読んでから作業をすれば誰にでも交換できるので、是非チャレンジしてみてください!
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N-BOX型式別のエアコンフィルターの交換方法
エアコンフィルターは10,000km走るとこのくらい汚れます。
2024年現在、N-BOXは大きく分けて下記の3種類に分類されます。
- 初代 N-BOX JF1・JF2型
- 二代目N-BOX JF3・JF4型
- 三代目N-BOX JF5・JF6型
初代 N-BOX JF1・JF2型のエアコンフィルターの交換方法はこちら
二代目N-BOX JF3・JF4型のエアコンフィルターの交換方法はこちら
三代目N-BOX JF5・JF6型のエアコンフィルターの交換方法はこちら
初代、二代目、三代目共に、エアコンフィルターの交換方法は、微妙に異なりますが大まかに説明すると3ステップです。
- 助手席側のグローブボックスを取り外す
- 古いエアコンフィルターを取り外し、新品のフィルターを取り付ける
- グローブボックスを元に戻す
各型式により注意点やコツがあるので、解説していきます。
初代JF1、JF2型のエアコンフィルターの交換方法
- 助手席側のグローブボックスを取り外す
グローブボックスの左右の奥を内側に押しこみながら、グローブボックスを下に下げて取り外します。
下の画像の[B]の部分を内側に押しつけながらグローブボックスを手前に下げます。
- 古いエアコンフィルターを取り外し、新品のフィルターを取り付ける
エアコンフィルターカバーの左右(下の写真の赤○)のロックを解除してエアコンフィルターカバーとエアコンフィルター本体を取り外します。
エアコンフィルターには上下があり、エアコンフィルター本体に書いてある[AIR FLOW↓↓]の矢印を下に向けて取り付けます。
下の画像で赤○の位置に[AIR FLOW↓↓]マークがあります。
- グローブボックスを元に戻す
左右下側についているU字のヒンジ部を差し込んでからグローブボックスを取り付ける。
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二代目JF3、JF4型のエアコンフィルターの交換方法
- 助手席側のグローブボックスを取り外す
グローブボックスの蓋を開けた状態でグローブボックス本体をインパネから取り外す。
※ネジやボルトの固定箇所はない
- 古いエアコンフィルターを取り外し、新品のフィルターを取り付ける
エアコンフィルターカバーの左右(下の写真の赤○)のロックを解除してエアコンフィルターカバーとエアコンフィルター本体を取り外します。
エアコンフィルターには上下があり、エアコンフィルター本体に書いてある[AIR FLOW↓↓]の矢印を下に向けて取り付けます。
- グローブボックスを元に戻す
取り付ける時は、クリップが全部ハマった事を確認しましょう。
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三代目JF5、JF6型のエアコンフィルターの交換方法
- 助手席側のグローブボックスを取り外す
グローブボックスの左右の奥を内側に押しこみながら、グローブボックスを下に下げて取り外します。
下の画像の[①]の部分を内側に押しつけながらグローブボックスを②手前に下げます。
- 古いエアコンフィルターを取り外し、新品のフィルターを取り付ける
エアコンフィルターカバーの左右(下の写真の赤○)のロックを解除してエアコンフィルターカバーとエアコンフィルター本体を取り外します。
エアコンフィルターには上下があり、エアコンフィルター本体に書いてある[AIR FLOW↓↓]の矢印を下に向けて取り付けます。
下の画像で赤○の位置に[AIR FLOW↓↓]マークがあります。
- グローブボックスを元に戻す
取り外しと逆の手順で元に戻します。
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エアコンフィルターの適切な交換時期
例えば、
1年間で20,000km走行される方は、15,000km走行したら交換。
1年間で5,000km走行される方は、1年毎に交換。
”1年または15,000km毎”とは、1年か15,000kmのどちらか早いタイミングで交換という事です。
あくまでも目安なので、都心部の空気が汚れた所を沢山走った方や、土埃や花粉が沢山飛んでいる所を走った方は”1年または15,000km毎”より短いタイミングで交換する事をお勧めします。
工場長の車は、年間10,000~15,000kmの走行距離ですが半年に一回は交換をしています。
5,000kmでも使うとエアコンフィルターは予想以上に汚れます。
エアコンフィルターは人間でいうマスクと同じで、それを濾した空気が車内に循環されるのでこまめな交換良いと思います。
エアコンフィルターについて、詳しく解説した記事があるので、是非参考にしてください。
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おすすめエアコンフィルター3選
オススメなエアコンフィルターは3つあります。
- メーカー純正のエアコンフィルター
- デンソー製のエアコンフィルター
- ボッシュ製のエアコンフィルター
●メーカー純正のエアコンフィルター
ホンダ純正のエアコンフィルターは3種類あります。
- PM2.5対応高集塵タイプ
- アレルフリー高脱臭タイプ
- ロングライフタイプ
タイプにより強みが異なります。
値段は部品代で4,000~6,000円、交換工賃が1,000~2,000円が相場です。
各エアコンフィルターの違いを説明している記事があるので、併せてごらんください。
●デンソー製のエアコンフィルターとボッシュ製のエアコンフィルター
社外品の中でも品質が高く、純正品の代替え品として使用して問題ありません。
交換時期も純正品と同じ”1年または15,000km毎”で構いません。
また、お値段も純正品よりリーズナブルなのが特徴です。
是非、値段をチェックしてみてください!
あまりお勧めしないエアコンフィルターをこちらの記事で紹介しています。
粗悪品を掴まされたくない方は、是非ご覧ください。
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快適にエアコンを使うためのおすすめメンテナンス4選
エアコンフィルターの交換以外にもユーザーで行えるエアコンのメンテンナンスはあります。
その中でも、快適にエアコンを使うためにオススメなメンテナンス方法ををご紹介します。
- エアコンフィルターの定期交換
- エアコン内部ユニットの洗浄
- 抗菌・防カビ対策品の取り付け
- エアコンガスの添加剤の注入
●エアコンフィルターの定期交換
この記事をここまで読まれてきた皆さんは、平気ですよね?
エアコンフィルター交換の必要性や交換方法を伝わっていると思います。
●エアコン内部ユニットの洗浄
エアコン内部ユニットは取り外さず洗浄する事ができます。スプレータイプの洗浄剤を使用します。
頑固な汚れをすべて取るのは難しいですが、定期的にエアコンフィルターを交換されている車両くらいの汚れは十分洗浄できます。
ユニット洗浄の目安は”1年毎”がお勧めです。特に夏前に行うとひと夏快適にエアコンを使えるでしょう。
お勧めの洗浄剤はこのようなスプレータイプです。
使い方はこちらの動画を参考にしてみてください。
●抗菌・防カビ対策品の取り付け
こちらの商品は、菌やカビの増殖を抑える商品です。これだけではあまり交換は見込めないので、エアコンフィルター交換やエバポレーター洗浄と合わせて行う事で相乗効果が見込めます。
●エアコンガスの添加剤の注入
この作業は、少し車をいじれる方向けになります。自身がない方はディーラーで施工してもらいましょう。その場合の工賃は1,000~2,000円程です。
使い方はこちらの動画を参考にしてみてください。
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