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フィットハイブリッドGP5のホンダセンシングの警告灯が沢山点灯してしまう症状の原因は?
ホンダセンシングの警告灯はメーターの左上やMID(マルチインフォメーションディスプレイ)上に表示されます。
【ACC】【LKAS】【CMBS】【路外逸脱抑制機能】の警告灯が点灯するとメーター右側のMID(マルチインフォメーションディスプレイ)にホンダセンシングのシステムに異常が発生している表示灯も点灯します。
故障の原因として考えられるのは【マルチパーパスカメラの内部故障】です。
メーター内のMID(マルチインフォメーションディスプレイ)に、色んなシステムの警告灯が点灯していますが
これは、最近の車に多い現象です。
色々なシステムのユニット(ECU)などが密接に情報共有をおこなっているので1カ所が調子悪くなるとそのユニットと通信しているユニットも欲しい情報が得られず、「あれ?僕故障しているかも…」と勘違いをする為、1個の故障でも色々なチェックランプが点灯してしまうのです。
ACC、LKAS、CMBS、路外逸脱抑制機能などホンダセンシングの警告灯が点灯したらどこをチェックしたらいい?
車両に故障が発生した時は、DTCコードというどこが壊れているのを判断する故障コードを確認する必要があります。
故障コードを確認するにはこのようなスキャンツールという特殊工具が必要になります。
↓↓DTCコードの確認方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、興味がある方はご一読ください。
各自動車メーカー専用の故障コードは、汎用品では確認できない場合があります。
その為、ホンダセンシングなどの先進技術の故障時は、ディーラーに診断を依頼するのが一般的です。
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マルチパーパスカメラの内部故障によるホンダセンシングの警告灯の点滅は自分で修理できるの?
故障の中には、ユーザーで対処できる故障は沢山ありますが、ホンダセンシング(電子制御系)の故障は修理作業後に専用機器でエーミング作業があるので基本時にユーザーでは修理できません。
今回はディーラーで実際にあった故障事例を紹介したいと思います。
ACC、LKAS、CMBS、路外逸脱抑制機能などホンダセンシングの警告灯が点灯した症状で実際にディーラーに修理に持ち込まれた修理事例
朝乗ろうと思ったらメーター内に、ホンダセンシングの警告灯が沢山点灯したということで、修理の依頼がありました。
車種:Fit HYBRID
型式:DAA-GP5
走行距離:35000キロ
本日はどうなさいましたか?
朝乗ろうと思ったら突然メーター内の警告灯が沢山点灯しました。
どのような警告灯ですか?
この様な警告灯とMIDにも色々と表示がでました。
このような警告灯点灯は今朝が初めてですか?
今までこんな表示が出たことはなく、
今朝初めて警告灯が点灯しました。
警告灯が点灯している以外、走行中に違和感はありますか?
警告灯点灯以外いつもと同じように走行できます
エンジンのON/OFFでも警告灯は消えず、
今も点灯していますか?
今も警告灯は、点灯したままです。
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実際に確認できた症状
街中の試走行では警告灯や表示灯が点灯している限り、問題なく走行はできる。
メーター内にはご用命の通り以下の警告灯や表示灯が表示されている事が確認できた。
DTCの有無を確認してみた
DTC:あり
DTCコード:U3000-49 マルチ パーパス カメラ ユニット内部故障
DTCとはなにか?
DTCとは【ダイアグノースティック トラブル コード】の略で、自動車には自己診断機能という機能が
装備されています。
その自己診断機能の故障コードをDTCコードと言い車両のどこに不具合があるのかを教えてくれる
診断には欠かせない物です。
例えは、
P0117:水温センサ電圧低い
P0301:No,1シリンダ失火
U0029:F-CAN通信異常(ジェネレータ モータECUバスオフ)
などと、車両のどの辺に異常があるかも教えてくれます。
そして整備士はDTCコードを基にさらに故障を絞り込んでいき真の故障個所を見つけるのです。
実際に詳しく診断した結果
マルチパーパスカメラの内部ユニットが故障している事がわかりました。
【U3000-49 マルチ パーパス カメラ ユニット 内部故障とはなにか?】
マルチパーパスカメラユニットが内部故障を検知した場合、マルチパーパスカメラユニットは異常と判断し入るDTCコードです。
DTCが入っていた為、DTCコードに対しての診断を実施します。
U3000-49 マルチ パーパス カメラ ユニット内部故障は文字の通り、ユニットの故障です。
マルチパーパスカメラはフロントガラスの上部中央の室内側に付いている部品です。
上の図のフロントセンサーカメラの正式名所が【マルチパーパスカメラ】と言います。
マルチパーパスカメラは内部のカメラとは別にホンダセンシングのコントローラーユニットが一緒になっているので、厳密にはカメラの故障ではなくカメラと一緒になっているコントローラーユニットの故障です。
このDTCが入った場合、DTCを消去して作動条件下で再入力しなければ一過性の故障。
DTCを消去してもすぐにチェックランプが点灯する時はユニット内部故障で部品交換が必要です。
●今回の作動条件は
1,イグニッションOFF(LOCK)モード/イグニッションONモードを3回以上繰返す
今回はDTC消去後1回イグニッションONモードにしただけでチェックランプが点灯した為、
ユニットの交換という診断結果になりました。
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ACC、LKAS、CMBS、路外逸脱抑制機能などホンダセンシングの警告灯が点灯した症状の修理箇所と費用
マルチパーパスカメラユニット交換
交換費用:約77000円
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