ミリ波レーダーの再エーミングになった故障事例
車種：N-BOX
型式：DBA-JF3
走行距離：48,000km
本日はどうなさいましたか？
数日前に走行中突然メーター内に
［レーダーが汚れています］の表示が出ました。
表示でた時はどんな所を走行していましたか？
数kmある長いトンネル内かトンネルを出た所だったと思います。
その表示はずっと表示されたままですか？
また、何か荷物などは載せてましたか？
表示は出たままです。
その時は、キャンプに向かっていたので
後部座席満載の荷物が乗っていました。
承知しました。
それでは、お車を拝見させて頂きます。
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実際に確認できた症状
入庫時メーター内に上の写真の様な［運転支援システムの一部が使用できません レーダーが汚れています］の表示が出ていました。
その他に［ACC］［CMBS］［路外逸脱］のシステム停止の表示も出ていました。
DTCの有無を確認してみた
DTC：P2583-76 カメラ/レーダー統合制御システム 一時的な作動停止（ミリ波レーダー軸ずれ）
やはりミリ波レーダーの軸ずれの判定でDTC（故障コード）が記録されていました。
DTCに付いて以下の記事で詳しく解説しています。
●DTCとは何か？
●OBDスキャンツールを使用したみた記事
●使用したOBDスキャンツール
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実際に詳しく診断した結果
問診でも、数kmの長いトンネルの走行と後部座席満載の荷物を載せていたとの事なので一時的なミリ波レーダーのエラーが原因だと思われます。
一応フロントバンパーや下回りの打痕や破損の確認をしても特に異常はなかったです。
お客様にこのまましばらく走行して正常な学習値が記録されれば警告表示は消える趣旨を説明しました。
しかしこのままの状態では少し不安なので、有料作業でミリ波レーダーの再エーミングを行う事になりました。
再エーミング後、［運転支援システムの一部が使用できません レーダーが汚れています］の警告表示は消えました。
ミリ波レーダーの再エーミングの修理箇所と修理費用
修理箇所：ミリ波レーダー
修理費用：10,000円（5,000～10,000円が相場です）
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前方をぶつけてミリ波レーダーマウントの板金修理になった故障事例
車種：N-BOX
型式：DBA-JF3
走行距離：78,000km
本日はどうなさいましたか？
右の前を壁に擦ってしまいました。
それからメーター内に、［レーダーが汚れています］の表示が
ずっと出る様になりました。
擦ってしまう前はそのような表示は
表示されていませんでしたか？
擦る前はこの様な表示はなかったです。
承知しました。
それではお車を拝見させて頂きます。
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実際に確認できた症状
実際のメーター内にこの様な［レーダーが汚れています］と各システムが停止しているシステム点検の表示が出ていました。
車両を確認すると擦ってしまった跡を確認出来ました。
このくらいで影響あるの？と思うと思いますが、十分ミリ波レーダーや取り付けのフレームに影響があるのです。
DTCの有無を確認してみた
DTC：P2583-76 カメラ/レーダー統合制御システム 一時的な作動停止（ミリ波レーダー軸ずれ）
DTCに付いて以下の記事で詳しく解説しています。
●DTCとは何か？
●OBDスキャンツールを使用したみた記事
●使用したOBDスキャンツール
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実際に詳しく診断した結果
バンパーを外して確認をすると目視でもわかるくらいフレームの曲がりがありました。
下回りはも少し押されている形跡があった為、板金修理が必要と判断しました。
写真の位置をぶつけてしまうと若干でもフレームに影響がありそれが原因でミリ波レーダーの取り付け位置がズレてしますのです。
同じような事故では、高い段差から降りてフロント下側を打ってしまうと同じようにミリ波レーダーマウントが曲がってしまう事があります。
またフレーム修理は板金修理になるので、修理費が高額になるケースが多いと言えます。
前方をぶつけてミリ波レーダーマウントの板金修理になった場合の修理箇所と修理費用
●修理箇所
- 右前周辺板金修理
- バンパー交換
- ミリ波レーダー再エーミング
●修理費用
- 約300,000円
簡易見積もりでは約40万程でしたが、ミリ波レーダーが再利用できたり意外と内部が軽傷だったので30万円程で修理が可能でした。
この様な高額修理にも対応出来るように、しっかりと車両保険には加入しておきましょう。
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