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ホンダディーラーは純正オイルではなくMobilo1を勧める3つの理由
ホンダディーラーのスタッフは純正オイルではなくMobilo1を勧めてきます。
それには次の3つの理由があります。
- 耐熱性に優れていて劣化しにくいから
- エンジン内部の洗浄力が高いから
- トラブルの元なるスラッジの発生を抑制するから
純正オイルとMobil1オイルの大きな違いは種類が違うため、製造工程が異なります。
【種類】
- 純正オイルは鉱物油
- Mobil1は化学合成油
【製造工程】
純正オイルの鉱物油は、原油を蒸留させて精製されるもので最もベーシックなオイルです。
Mobil1の化学合成油は、原料は純正オイルと同じ原油ですが、沢山の製造過程を通して不純物を取り除いた高純度のオイルです。
また、各オイルは添加剤を加えています。
Mobil1オイルはその添加剤も厳しい条件下でもオイルの性能を維持できるように高価で高品質な物を使用しているのが特徴です。
Mobilo1を勧める理由①耐熱性に優れていて劣化しにくいから
熱による劣化が進みずらい理由は、不純物を可能な限り取り除いているため合成油よりオイル分子の大きさが揃っているのです。それにより、高温時の熱による影響を受けにくい特性があります。
高温時でもエンジン内部に被膜を作る事ができ、金属同士が直接当たる事を防いでくれます。
その為、レーシングカーなどの高回転まで使用する車両にも使用されます。
Mobilo1を勧める理由②エンジン内部の洗浄力が高いから
純正オイルよりMobil1オイルの洗浄力が高い理由は、高品質なベースオイルと独自配合された添加剤が入っており、燃焼により発生したスラッジをより効率よく除去できるのです。
スラッジなどの汚れが溜まるとオーバーヒートや失火などのエンジントラブルに見舞われて、最悪エンジンが壊れて走行不能に陥ってしまいます。
しかし、洗浄力が高いからとオイル交換をしなくてもいいと言う訳でもありません。
洗浄力が高いという事は、オイル自体が汚れるのが早いので適切な時期にオイル交換をする必要があります。
交換頻度は、純正オイルと同じ交換サイクルで問題ありません。
Mobilo1を勧める理由③トラブルの元なるスラッジの発生を抑制するから
汚れの元となるスラッジを抑制する理由は、高性能なベースオイルと独自配合された添加剤により熱による劣化が少ない為、汚れの元となるスラッジ自体の発生を抑制できるのです。
市販車のエンジン本体のトラブルで最も多いのはスラッジによるものです。
スラッジとは、オイルか熱などにより劣化して固まりになるカーボン(炭素)の事です。
このスラッジがピストンリング周辺に溜まるとオイル上がりやオーバーヒートを引き起こし、燃焼室のバルブ周りに溜まると圧縮漏れを引き起こし失火などの症状が現れます。
【熱による劣化が少ない】【汚れの元となるスラッジも抑える】【強い洗浄力】この3つのメリットでエンジン内部を綺麗な状態に保つ事が出来るのです。
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10万キロ以上走ったMobil1オイル使用のエンジン内部を公開
ヘッドカバーのオイル漏れで入庫した10万キロを超えているエンジン内部です。
この方は、初回のオイル交換からすべてMobil 1オイルを使用して毎回5000キロ未満で交換をされていました。
この様に、高品質なMobil 1オイルを使い適切なオイル管理をする事で、10万キロを超えても綺麗な状態を保つことが出来ます。
純正オイルを使用している車両とMobil 1オイルを使用している車両での、エンジントラブルの発生具合は明らかに違います。Mobil 1オイルを使用している車両の方かトラブルが少ないです。
例えば、RKステップワゴンのオイル消費やRCオデッセイのオイル消費、N-BOXのEXバルブのスラッジ噛みなどMobil 1オイルを使用している車両の発生事例は各オイルの使用比率を加味しても少ないです。
※しっかりとオイル管理をされている車両に限ります。
そして最近は、燃費に特化した規格品質で最も低粘度のオイルよりかも低粘度なオイルも出てきました。
そのオイルが曲者で、エンジン内にスラッジ(燃えカス)が溜まり失火や圧縮漏れなどのトラブルを多々誘発します。特にメーカーが定めるシビアコンディションに該当する車両のトラブルは多いです。
そうした車両の故障の予防としても、Mobil 1オイルを非常に有効なのです。
純正オイルとMobil1を5項目で比較してみた
5項目で純正オイルとMobil1オイルを比較してみました。
交換サイクルは同じで、品質は高い分Mobil1オイルの価格は純正オイルより1.5倍です。
しかし、厳しい環境下でもMobil1オイルはよりエンジン内部を良い状態に保ってくれます。
決して、純正オイルは悪いオイルで故障が必ず起きる訳ではありません。
使用環境に合わせて、オイルを選ぶ事が重要なのです。
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基礎知識を学ぼう!そもそもエンジンオイルってどんな役割があるの?
ここでクイズです!!
【エンジンオイルの役割ってなに?】って聞かれたら皆さんならなんて答えますか?
大半の方が、【エンジン内部で動いている部品の潤滑の為】とお答えになるでしょう。
その答えはズバリ、正解です!!
正確には、【正解の1つです】
実は、エンジンオイルには6個もの重要な役割があります。
【潤滑作用】
エンジン摺動部品間に油膜を作り、直接部品同士が擦れる事を防ぎスムーズな動きをさせます。
【密封作用】
シリンダー壁とピストンリングとの隙間を無くし、始動性を保ちパワーロスを抑えます。
【冷却作用】
燃焼により発生した熱をオイルが吸収・放熱する事でエンジンを冷却させます。
【洗浄作用】
エンジン内部の汚れを洗い流して、綺麗にに保ちます。
【防錆作用】
エンジン内部の金属を腐食や錆から守ります。
一般的には、この5個がエンジンオイルの役割なのですがホンダ車に使用されるオイルはもう一つの役割が求められます。
そのもう1つの役割とは…
【作動機能】
V-TECや油圧VTCなど油圧作動装置を正常に動かせられるか。
自働車整備士になる為の教科書でも、エンジンオイルの基本的役割は【潤滑】【密封】【冷却】【洗浄】【防錆】の5つですが、ホンダ車の場合はもう1つ【作動機能】が求められるのです。
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シビアコンディションで効果を発揮するMobil1
メーカーが指定する厳しい使用状況をシビアコンディションと言います。
その具体的な使用状況は、下記の8種類あります。
・悪路(未舗装路、でこぼこ道、砂利道)での走行が多い
・雪道での走行が多い
・走行距離が多い(目安:年間2万キロ以上)
・山道、登降坂路での走行が多い
・短距離での繰返し走行が多い(目安:8キロ以下)
・外気温が氷点下での繰返し走行が多い
・低速走行が多い(目安:30キロ以下)
・アイドリング状態が多い
上記のいずれかでの走行が走行距離の30%以上の場合は、シビアコンディションに該当します。
そんな厳し使用環境でも、高性能なMobil1はオイル品質も落とさずエンジントラブルを抑制させる事ができます。
私の店舗でも毎日Mobil1は使用するので、沢山の在庫があります♪
最後に:良いオイルとは?
ここまでは、オイルの基礎知識や純正オイル、Mobil 1オイルの特徴などを解説しました。
最後に良いエンジンオイルとは何かを解説しましょう。
それは…
【車両の使用用途にあった、エンジンに悪さをしないオイル】
です。
使用用途とは、例えば街中や峠道を入る様な車両はシビアコンディションになるので純正オイルよりはMobil 1がお勧めです。
更にサーキット走行などする場合は、油温が上がるので指定粘度より更に固いオイルを使用したいですね。各車両に使われるオイルの粘度は取扱説明書に記載されていますので、興味がある方はご覧ください。
Mobil 1オイルは一番柔らかい粘度が0W-20となり純正オイルではLEOオイルの粘度です。
NEXTオイルはそれよりも柔らかいので、NEXTオイル使用車両でMobil1を使用する際は、0W-20を使うといいでしょう。
私自身、昔はエンジンオイルなんて粘度さえ間違わなければなんでもいいと思っていましたが、Mobil1使っている過走行車のエンジン内部を見てから考えが変わりました。
最後にお伝えしたいのが、決して純正オイルを馬鹿にする訳ではありませんし、純正オイルだと必ずトラブルが起きる、Mobil1オイルならトラブルは起きない訳でもありません。
使用するオイルを替えてトラブルの可能性を少しでも減らせれば、皆様がより【安心・安全】なカーライフを送れると思っています。
記事の紹介
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