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用途×路面×頻度で決めよう!おすすめ早見表
タイプ | 得意路面 | 装着難易度 | 乗り心地 | クリアランス適合 | チェーン規制対応 | 主なデメリット | 整備士コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
金属 | 氷面・急勾 配・峠 | 高 | 悪い うるさい | 中 | 可 | 乾燥路に弱い | コスパ◎ 1番おすすめ |
非金属 | 圧雪の旋回 /急制動 | 高~中 | 静かめ | 中~低 | 可 | 価格高め | コスパ△ 総合バランス◎ |
布 (スノーソックス) | 都市部の 緊急用 | 低い | 静か | 中~高 | 可 | 耐久低× 乾燥路× | 常時装着場× 緊急用として |

JAF(日本自動車連盟)のサイトでチェーンの種類による登坂テストを行っている記事があるので、参考にしてください。
- 金属チェーン:コスパがよく性能が一番高い。乗り心地が悪いのが難点です。
価格:3,000~5,000円
- 非金属チェーン:性能と乗り心地などのバランスが良い。値段が高いのが難点です。
価格:20,000~30,000円 ※メーカー類似品にはご注意ください
- 布製チェーン:耐久性と性能は一番低い。緊急脱出用としてはあり。
価格:10,000~15,000円
※注意
金属チェーン、非金属チェーン、布製チェーン共に高速道路のチェーン規制に対応しているが、一部メーカーでは非対応のものがあるので注意が必要です。

大雪時のチェーン規制は、スタッドレスや4WDでも「チェーン未装着は通行不可」となります。
対象区間は峠など高速や国道の指定箇所があるため、把握してくのがいいでしょう。「国交省のサイトへ」
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タイヤチェーンの種類と特徴

金属(亀甲型、はしご型)
- 亀甲型:発進・停止・コーナーの総合力が高い。凍結路に一番強いです。JAFテストでも急坂20%で到達できたのは亀甲型のみという結果があります。
- はしご型:直進の制動◎、価格安め。横方向のグリップは比較的弱い。
薄く軽い=干渉リスク低。耐久・氷上性能は亀甲に劣る。
亀甲型とは亀甲縛りの亀甲で、チェーンの編み方による種別です。
はしご型は、はしご状のチェーン形状をしています。
乗用車用ではなく、トラックやバスなど大型車用の傾向が高いものになります。
非金属(樹脂チェーン)
- メリット:装着がラク、振動・騒音が少なめ、ホイールを傷つけにくい。
- デメリット:価格が高め、氷上性能や登坂力は金属チェーンに劣る。

樹脂チェーンは、走行中緩みにくいオートテンショナータイプの物があったり、初心者は樹脂チェーンがおすすめです。
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布(スノーソックス)
- メリット:装着は最速で装着、軽い、収納小さい。都市部の緊急回避に最適です。
- デメリット:耐久が低い&乾燥路は走行不可。
- チェーン規制も対応。
サイズの選び方
サイズはタイヤ側面に書いてあるタイヤサイズから選びます。
例えば、155/65R15、185/65R15、205/55R17などと、●●●/●●R●●とあるはずです。
しかし、N-BOXやシビック、ZR-Vなど車種やタイヤサイズによってチェーン装着がNGの車種があるの、装着できるかは取り扱い説明書や最寄りのホンダカーズへ確認を取りましょう。
チェーン規制と法規対応

いつ・どこで?何が必要?
- 大雪特別警報や“災害”級の降雪時、峠などの指定区間で実施されます。スタッドレスや4WDでもチェーン未装着は通行不可です。
- 対象区間は公表されているで、確認しておきましょう。国土交通省のサイトへ
速度、乾燥路面の走り方
- 速度規制:冬期は50〜80km/hの規制がかかる場合あり、除雪作業時は最高50km/hになることもあります。
- 乾燥路はNG:いずれのチェーンも路面・タイヤ・車体を傷めるので早めに外しましょう。
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装着位置と装着のコツ

チェーンは基本は駆動輪に装着します。四駆の場合は取り扱い説明書を確認しまよう。
ホンダ車の四駆は前輪につけましょう。(アクティ、バモス系を除く)
駆動輪以外に付けるのは危険ですので絶対にやめましょう。
取付たら必ず増し締めを行ってください。一部樹脂チェーンにはオートテンショナー機構がついており、増し締め不要のタイプがあります。
初心者はオートテンショナー機構のついている樹脂チェーンがおすすめです。
装着のコツ
- 家の駐車場で2回程必ず練習を行いましょう。(一輪3分程で装着できれば合格点です)
- 手袋・膝当て・懐中電灯をケースに常備しましょう。(装着が昼間とは限りません)
- 装着後数十m低速走行→再増し締めで外れ防止
路面・用途別の選び方
- 圧雪:金属、樹脂が総合バランスがいいです。
- アイスバーン:金属亀甲型が最も良い。(旋回・急制動の比較テストでも差がでます。)
- シャーベット、都市部の一時的積雪:布 or 非金属で立ち往生しない事を優先。
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価格相場・寿命・コスパ
- 金属:安い3,000~50,000円。効きは強いが摩耗・サビ管理が必要。寿命長い。
- 樹脂:中〜高20,000~30,000円。装着ラクで都度のストレスが小さい=頻度高い人に向きます。寿命比較的長い。
- 布:安い〜中10,000~15,000円。緊急用の割り切り。寿命短い。
メンテ・保管
- 使用後は水洗い→乾燥。金属は防錆スプレー、樹脂は日陰乾燥。
- 樹脂・布は高温×紫外線で劣化するので車内放置しっぱなしはNG。
- ケース内に「軍手・ライト・膝当て・マット」をセットで常備しましょう。
※夜間大雪の様な時でも装着できる装備を準備しましょう。
よくある失敗と回避
- サイズ違いや練習不足で装着できない:タイヤ表記→適合表の2段確認。1本3分程度で装着できるように練習しましょう。
- テンション不足で走行中脱落:装着後数十m→再締め。オートテンショナー機構の物を使う。
- 乾燥路でそのまま走って破損:雪道が終わったら即外す。
- 装着位置ミス:駆動輪へ
FAQ
Q. 凍結路に強いのは?
A. 金属チェーンの亀甲型が強い傾向(JAFの旋回・急制動テストでも好結果)。
Q. 布チェーンは規制OK?
A. OK(布カバーは可、スプレー式は不可)
Q. 高速での速度上限は?
A. 冬期は状況に応じて50〜80km/h規制。除雪作業時は50km/h上限のも。
Q. 4WDでも要チェーン?
A. 要チェーン(規制中は未装着通行不可)。
Q. どの輪に付ける?
A. 基本は駆動輪。駆動輪以外は危険
まとめ
- 用途(緊急/常用)× 路面(圧雪/氷)× 頻度 × クリアランス × 予算で決める
- 規制:“スタッドレスでもチェーン必須”があり得る。対象区間を事前確認。
- 練習は2回。装着→低速→再締めで外れ事故ゼロへ。
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