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Amazonで売っている激安OBD2スキャンツール(ODB2 スキャンツール V318)はどのくらい使えるのか実際に購入して検証してみた
今回はアマゾンなどで販売している【ODB2 スキャンツール V318】を実際に購入してどのくらい使用できるのかを検証してみました。
自働車が故障するとチェックランプが点灯します。
チェックランプ点灯の原因を見つけるためにDTC(故障コード)を確認する必要がある為、電子制御が進んだ現代の車の整備には【ODB2のスキャンツール】が必需品になりつつあります。
プロ用は約10万円と高価ですが、今回は3700円!!!
3700円の激安品がどのくらい使えるのかを徹底的に検証してみます!
実際に使ってみてわかったこと4選
1,車両とスキャンツールの接続が簡単に出来る
スキャンツール本体にバッテリーや電池を入れる所はなく電源自体を車両から取ります。
本体に付いているカプラーを車両に取り付けるだけで、電源が確保できて通信も出来るのです。
この台形のカプラーにスキャンツールを差し込みます。
この16Pのカプラーは世界共通の形状で、日本車だと運転席や助手席の足元に付いてます。
ホンダ車はほとんどの車両が運転席の足元にあります。
この様に差し込みます。カチっとは言わないので軽く引っ張って抜けなければ正常です。
接続できると下記の写真の様にDTC(故障コード)が記録されていない事が確認できます。
少し日本語訳は変な所はありますが、【障害コード】と表示されるのが【DTCコード】の事です。
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2、DTC(故障コード)を確認してDTCを消去できる
【故障コードの確認】
エンジンルーム内のカプラーを意図的に外して故障を作ってみました。
今回は吸気温度センサーとエアフロセンサーの共通カプラーを外しました。
そうするとメーター内にエンジン警告灯が点灯します。
スキャンツールでDTCを確認すると下の画像の画面が表示されました。
DTC:P0113 吸気温度センサ1電圧高い
DTC:P0102 エア フロー メータ電圧低い
どちらも外したカプラーが関連するDTCコードで回路図で判断しても、正しいDTCコードでした。
【故障コードを消去する】
診断メニューからDTCコードをクリアします。スキャンツールでは消すことをクリアといいます。
DTCをクリアして外したエンジンルーム内の外したカプラを取り付けて故障を修復しました。
修復後、再度故障コードを確認してDTCが正常にクリアされているのかを確認します。
DTCをクリアします。
次にDTCが再入力されていないかを確認します。
故障コード(障害コード)が【0】になっているのでDTCがクリアされています。
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3、現在のバッテリー電圧が見れる
本来はテスターを使用しないと確認できないバッテリー電圧ですか、このスキャンツールは確認が出来るのです。
電圧が表示されました。エンジンをかけると14.4Vまで上昇するので正確な数値でした。
4、車両のデータリストが見れる
表示項目は多くはないですが、エンジン回転数を可視化する事も可能です。
正直数千円の機器でここまで見れるとは流石に想像しませんでした。
かなり、驚きました。
この4項目がグラフか出来る項目です。
さすがに項目は少ないです。
メーカー品は数十項目を表示できます。
今回検証した商品紹介
こちらのOBD2スキャンツールで3月に購入した時は3700円と4000円未満でした。
ディーラーで使用している物はメーカー専用品だったりする為、約10万円程します。
それと比べるとすごく低価格で実際に使えた大変優秀だと思います。
上記の写真は、私が実際に購入してみた実物です。
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実際にODB2 スキャンツール V318を使ってみて良かった点
- 非常にコンパクト
- 電源が車両から取れる為、電池やバッテリーが不要
- 接続も簡単でDTCの確認や消去まで出来る
- テスターがないと見れないバッテリー電圧の点検が出来る
- 高性能スキャンツールに搭載されているデータリストの確認が出来る
総合的に見て
買う価値は十分にあります。
エンジンシステムのDTCはこれですべて確認ができるので、DIYで車をいじる方は持ってて損はないと思います。
失火などの故障はこれだけでも十分診断できます。
このスキャンツールを使ってもわからない故障をディーラーに持っていくでもいいかもしれません。
実際にODB2 スキャンツール V318を使ってみてイマイチだった点
- ハイブリッド車や電気自動車に使用されるメーカー独自のDTCには対応していない
- 先進システムのDTCは確認が出来ない
カメラ/レーダ統合制御システムとはホンダセンシングなど先進システムの範囲で、このDTCはV318では確認できませんでした。
先進システムはディーラーでも熟練の整備士でないと判断が難しいので、DIYではあまり必要がないのかもしれません。
※この範囲は、メーカー専用品でないと確認できないことの方が多いです。
ODB2 スキャンツール V318の基本機能と適応範囲
基本機能
- 故障コードの読み取り
- 故障コードの消去
- フリーズフレームデータの確認
- 車両情報検出
- データリスト確認
- DTCの検索
- バッテリー電圧表示
適応範囲
2008年以降の日本車にはOBD2が義務化されているので基本的には対応します。
一部ハイブリッド車や電気自動車、水素自動車など適応外の車両もあるみたいです。
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